ラーメン業界で成功したいなら“フランチャイズ”と“味噌”に注目すべき!

今や日本の国民食といっても過言ではないラーメン。
全国にラーメン店は約1万8,000軒※もあり、人気店ともなると毎日行列が絶えません。
※総務省と経済産業省による2016年の調査
他の飲食店経営に比べて敷居が低いためか、毎年多くのラーメン店がオープン。
その分競争率が高く、廃業率も高いという側面もあります。しかし、ラーメン業界の現状と需要を把握し、サポートのしっかりしたフランチャイズで競合店が比較的少ないジャンルを選べば、長期で経営に成功することも夢ではありません。
ここでは“フランチャイズ”のメリットとデメリット、そしてオススメのジャンル“味噌”について解説します。
コロナ後のラーメン業界

飲食業界全体は数年にわたるコロナ禍、原油や食材価格の高騰、記録的な円安と長期間ダメージを受けています。
しかし2022年からは海外からの観光客も戻り始め、さらに2023年5月から新型コロナの5類引き下げによってラーメン業界では復調の兆しが見えてきました。
例えば、驚異的なのが「ラーメン山岡家」を経営する丸千代山岡家です。2022年1月期の売上高が151億2,200万円で、コロナ前の2020年1月期の売上高の約141億円上回りました。
業界で売上高トップの王将フードサービスは2022年3月期の売上高は900億円以上で、これまでの過去最高だった2020年3月期(855億7100万円)を50億円近く上回ります。
また、海外展開を続ける「一風堂」を運営する力の源HDは、円安の恩恵を受けたこともあって2023年3月に過去最高利益を記録。「日高屋」を運営するハイデイも一時期大打撃を受けたものの、復活を宣言しています。
ラーメンはもともと外食ニーズが高く、中でもチェーンやフランチャイズのラーメン店は店舗数が多いため認知度が高く、外食需要が戻った際に人々が足を向けやすいと言えるでしょう。
イタリアンやフレンチなどに比べて一人外食しやすい点でも客足の戻りやすさがうかがえます。
ラーメン店を始めるなら“フランチャイズ”!

フランチャイズと聞くとコンビニエンスストアなどのネガティブなニュースの影響で「本部に搾取されて儲からなさそう」というイメージをお持ちの方もいることでしょう。
しかし加盟店を正しく選べば儲かるだけでなく、売り上げが伸び悩んだりトラブルがあったりした場合などに相談に乗ってもらえるなどメリットもあります。
メリット
- ラーメンの知識がなくても始めることが可能
- メニューが確立されているので開発する必要がない
- 本部からサポートやトレーニングを受けることができる
- ブランド力を利用できるので経営を早く軌道に乗せやすい
- 仕入れの費用を抑えやすい
- セントラルキッチンがあるので仕込みが楽
- 経営ノウハウを提供してもらえる
- 金融機関に信用があるので、開業時の借入に有利
一方、フランチャイズにももちろんデメリットはあります。
デメリット
- オリジナルのブランドではなく、ロゴや内装など独自性を出しにくい
- 加盟金や保証金、ロイヤリティ料などの本部への出費が必要
- 自分で新しい味を生み出せない
- 知名度やイメージダウンなど本部の影響が大きい
- 経営の自由度が制限される
ラーメンは個人店の方が自由度はありますが、フランチャイズ店は失敗リスクを抑えて成功する確率を上げられると言えます。
5類引き下げをきっかけに、戻りつつある外食需要。
始めるなら断然、将来性のあるフランチャイズのラーメン店です。
ねらい目は味噌ラーメン
実は業界の一部では「ラーメン店を開業するなら味噌が有利」と言われています。
狙い目は味噌ラーメン

実は業界の一部では「フランチャイズのラーメン店を開業するなら味噌が有利」と言われています。
それは一体どんな理由なのか、解説しましょう。
理由①需要はあるのに供給が少ない
マルハニチロが2018年に発表した、ラーメンとチャーハンに関する消費者実態調査によれば好きなラーメンの味ランキングは1位が醤油、2位が味噌、3位が豚骨。
「ラーメンとチャーハンに関する消費者実態調査2018」 (maruha-nichiro.co.jp)
また女性に人気の食を中心にしたライフスタイルマガジン「macaroni」が2022年に発表したアンケート結果によれば1位が塩、2位が醤油、3位が味噌。
ラーメンの種類人気ランキングTOP10!みんなが好きな味No.1は? – macaroni (macaro-ni.jp)
メディアソフトが運営するビジネスパーソン向けWEBメディア「OTONA LIFE」では1位が豚骨、2位が醤油、3位が味噌。
全国ラーメン勢力図・味ランキング、3位味噌ラーメン、2位醤油ラーメン、圧倒的1位は? – OTONA LIFE | オトナライフ (otona-life.com)
このようにアンケートに答えた層によって順位に若干変動はあるものの、味噌ラーメンは不動の人気フレーバーなのです。
このように需要があるものの、味噌ラーメン専門店や看板メニューが味噌ラーメンのラーメン店はそれほど多くありません。
都内では味噌ラーメンより醤油ラーメンを看板メニューにしている店の方が多く、豚骨ラーメンや豚骨醤油ラーメン専門店を見かけることはあっても味噌ラーメン専門店はごくわずか。
競争の激しいラーメン業界において、狙い目と言えるでしょう。
理由②個性を出しやすい
味噌は製造される土地の気候や風土、原料の配合、製法などにより、さまざまな種類に分かれます。日本各地にはそれぞれ名産となり、ブランド化された味噌もあるので差別化がしやすく、比較的お店の個性が出しやすいフレーバーです。「この店のこの味噌でなければ!」とリピーターがつくことも期待できます。
実際、味噌ラーメンが看板メニューの有名ラーメン店は「とん太」や「どさん子」、「みそ吟」など数は少ないものの老舗で長くファンに愛されていることが判ります。
理由③罪悪感が少なく、ラーメンの美味しさを楽しめる
味噌は日本が誇る伝統的な発酵食品です。保存性が高まるだけでなく、旨味が増して美味しく上に健康効果もあります。
善玉菌が豊富に含まれているので、腸内環境を整えて免疫力のアップが期待できます。コロナ禍で健康意識が改めて高まっている今、味噌とトッピングで健康的なラーメンをアピールすることも可能です。
ラーメンは多くの人に愛される食べ物ですが、食べると幸福感とともにどこか罪悪感をおぼえてしまう人も。
健康食品である味噌をベースして、健康を気にする若い女性や中高年層に支持されるメニューやセットを考えてみるのも良いでしょう。
味噌ラーメンの注意点
開業するなら味噌が有利」と言われているのに少ない味噌ラーメン専門店。
その理由は、第一に味噌はその日の気温や温度によって味が変化しやすいためです。
リピーターを得るには、安定した美味しさを提供しなければなりません。
そのために仕込みを調整する必要があり、オーナーが敬遠してしまうのです。
しかしその点、フランチャイズ店なら本部のセントラルキッチンで仕込んだものを仕入れればいいので、個人の味噌ラーメン専門店よりはるかに負担は軽くなるでしょう。
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ラーメン店のフランチャイズを成功させるために、重要な工程の1つが「企業選び」です。
世間のニーズやブランド力、初期費用、強み、サポートなど、多くの観点から企業を吟味し、契約先を選ぶ必要があるでしょう。
その点、株式会社秀穂では今回ご紹介した味噌ラーメンを看板メニューとした店舗を全国で展開しています。
サポート面に関しても、外観・内観・内装イメージ作成、調理オペレーション、研修制度の他、オープン後も本部スタッフが現場で手厚く支援をしています。
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