2024年ラーメン界のトレンドは昭和スタイルを令和のクオリティで

2000年ごろのラーメンブームから10年ほど、W魚介スープ、鶏白湯、つけ麺、ドロ系、淡麗系、創作系など一つのジャンルが生まれそのたびに一世を風靡してきたラーメン業界。

しかしここ10年ほどは、トレンド自体は次々と生まれているものの、大きなブームまではいかず群雄割拠のようになっている。

毎日でも食べたいラーメン好きからすればトレンドは目まぐるしく変わっているし、たまに食べる程度の人からすれば大きな変化もなく落ち着いているように感じるのだ。

 

その理由の一つとしてあげられるのが、ラーメン店の開業軒数の多さ。その反面、材料費や人件費の高騰などにより閉店する店も多い。たった数カ月前にオープンしたラーメン店が爆発的人気となって新たなトレンドとなることもあれば、トレンドとなりそうな矢先に閉店してしまうことも。

 

次に、ラーメンの加速度的な進化である。ラーメンが生まれて100年あまりの間にスープの研究や開発は飛躍的に進んだ。スープのクオリティだけで他店と差をつけることは困難なことから、首都圏では麺での差別化にシフトしている。「自家製麺」は昨年のトレンドともなった。また丸ごと1本チャーシューをのせたり、ハーブを使用したり、スープを泡立てたり、パイで包んだり、食材や変わり種も進化し、次にどんなラーメンが生まれるのか予想がつけにくい。

価格も昔ながらのB級グルメ的安価なものから、ストーリー性や希少性、インバウンド向けなどで価値観を出して1杯1,000円以上、いわゆる「4ケタラーメン」まで幅が広い。

 

そんな不確定要素が多く「次に流行るのはこれ!」と言い切りにくい状況の中、あえてトレンドを予測するなら「ネオノス(ネオノスタルジック)」「ネオクラシック」「昭和レトロ」「原点回帰」などと呼ばれる昔ながらの素朴なものになるだろう。

見た目はあくまでも昭和スタイル。だが麺もスープも進化した令和クオリティ。中高年層には懐かしく、若者には逆に目新しい。そんなラーメンが次のトレンドとなりそうだ。

ラーメンとん太 湯沢店

秋田県湯沢市桜通り16-1

☎0183-73-1438

営業時間:11:00〜23:00(ラストオーダー22:30)

定休日:不定休

 

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